安定期

安定期っていつから?

妊活を終えて無事に妊娠をしたことが分かるととてもうれしいものですが、妊娠中の身体のさまざまな変化に、自分自身で驚くことも多いとと思います。
妊娠には安定期と呼ばれる時期があると一般的にいわれていますが、どの時期を指すのでしょうか。
またどういったことが起こるのでしょうか。

妊娠の初期の段階にあたる時期は、初期流産の危険があることから激しい運動や労働をしないなど、慎重に行動する必要があります。
また妊娠2ヶ月から4ヶ月ほどの時期には、多くの人が心身になんらかの不調を経験します。
気分が悪くて食べられなくなったり、何か食べないと気持ちが悪かったり、そしてやたらと眠くなったりイライラしたり等、総称してつわりと呼ばれています。

赤ちゃんを包んでいる胎盤が安定してきて、赤ちゃんへの酸素や栄養が順調にいきわたるようになるが14週目ごろだといわれています。
一般的につわりが治まってくることが多い妊娠4か月から5ヶ月ごろになると、安定期という呼び方をされていることが多いです。

つわりで体重がかなり減ってしまい、また経過が順調だと判断された妊婦さんには、栄養があるものを食べたり、軽い運動を行うように指示を出されることはありますが、産婦人科クリニックでは「安定期」という言葉を用いられることはあまりありません。

安定期になってもまったく変わらず体調がすぐれないという妊婦さんもいますし、流産をしてしまう可能性も引き続きあるためです。

妊娠5か月ごろでつわりが収まった妊婦さんの中には、まだお腹も出ていないので身体も軽いことから「安定期に入ったから」と旅行に行くなど、積極的に行動をする方もいらっしゃいます。
しかし旅行先など環境が変わることなどで起こったと考えられる切迫流産、切迫早産のケースのうち、半数ほどが妊娠5か月を越えていたという報告もありますので、安定期といって何でもして良いわけではなく、引き続き身体に留意する必要があるといえます。

妊婦さんだけでなくパートナーや家族や職場の人たちなど周囲の人たちにとっても、安定期という言葉にとらわれず引き続き重い物を持たせないなどの配慮をすることが求められます。